栃木県那須町で2人の遺体が見つかった事件。20日、事件に関わる新たな供述が判明。犯行に使われたとみられる車の足取りもわかってきました。(4月20日OA「サタデーステーション」)

■「事前に複数人で…」

出頭してきた男性(20代) 「出頭するかどうか事前に複数人で話し合った」(警察の任意の事情聴取に対し)

16日、東京・上野で複数の飲食店などを経営する宝島龍太郎さんと妻の可能性が高い女性の2人が、那須の山道脇で顔を粘着テープでぐるぐる巻きにされ、燃やされた状態で発見された事件。

遺体発見の翌日に出頭していた男性が警察の事情聴取に対し、ほかの仲間と出頭しようとしていたと話していることがわかりました。男性は他にも、「殺害には関与していない」「車を貸した」という趣旨の話もしています。

事件解決の手がかりとなる車についても明らかになったことがあります。

報告・青山ななみディレクター 「警察がこの辺りにある防犯カメラに映っていた黒いセダンを押収していたことが新たにわかりました」

押収された“黒のセダン”は栃木県外のナンバーだったこともわかりました。さらに、宝島さんらが発見された日の未明に、この車とよく似た車が現場近くの高速道路の出入り口付近を走っていたこともわかり、警察は高速道路を使って2人を現場まで運んだ可能性があるとみています。

2人の死因は首を圧迫されたことによる窒息死で、女性の方は頭蓋骨に複数の骨折もあるといいます。

宝島さんと5年来の友人 「(宝島さんは)いつもニコニコした感じ。飲食店を10店舗くらいやって順調に見えるので、いい状況じゃないかなと。店のことでもめたことは何回もあるらしい。「俺いくら出すからお前出ていけ」とか全部を自分の店にしたかったのではという気がする」

警察は事件に複数人が関与しているとみて捜査をすすめています。