宮城県石巻市発注の公共工事をめぐる官製談合事件で遠藤興業の社員が逮捕されたことを受け、石巻市は遠藤興業を2年間の指名停止処分にしました。

 石巻市の下水道工事の入札で、最低制限価格の算定に使う設計書の写しを遠藤興業の社員に渡していたとして、石巻市の職員らが官製談合の疑いで逮捕さました。

 石巻市は23日、逮捕された社員が勤務する遠藤興業を10日から2年間、指名停止処分としました。

 遠藤興業は「担当者が不在にしている」とコメントしています。

 遠藤興業は、門脇小学校の解体工事など石巻市の多くの復興事業に携わっていました。

 宮城県も同様に、近く遠藤興業を指名停止とする方針です。