能登半島地震で海底が隆起するなど大きな被害を受けた石川県珠洲市の塩田で塩作りが再開しました。

 珠洲市では、江戸時代から「揚げ浜式製塩の技術」を守り続けています。

 作業は海から海水をくみ上げることから始まりますが、地震で海底が隆起し海岸線が60メートルほど前進した影響で海水をくみ上げられなくなっていました。

 道の駅すず塩田村では復旧作業を進め、24日にようやく釜の火を入れて塩作りの再開にこぎつけ、関係者による神事が行われました。

 施設は建物の被害などで再開のめどが立っておらず、ネットや物産展などで塩を販売していくということです。