重工大手のIHIがエンジンの燃費の数字を書き換えていた問題で、国土交通省が製造工場に立ち入り調査に入りました。

 立ち入りが行われたのは、IHIの子会社「IHI原動機」の群馬県太田市と新潟市内にある工場です。

 この問題は、主に船舶用のエンジンの燃料消費率と呼ばれる数値を巡り、実際測って得た数値が想定よりも悪かったり良すぎたりした場合に改ざんしていたというものです。

 2003年以降のデータ上で判明しているだけでも4000件以上に上るほか、社内調査ではおよそ40年前から行われていたという証言もあったということです。

 国交省は今回の調査で事実関係を確認したうえで、IHIに対して5月末までに中間報告を行うよう指示を出しています。