思い出のスーパー、イトーヨーカドーが閉店しました。

イトーヨーカドー福島店 吉田博之店長 「イトーヨーカドー福島店は、本日ただいまをもって39年間の営業を終了させていただきます。長きにわたりご愛顧賜りましたこと本当にありがとうございます」

 6日、39年の歴史に幕を下ろしたイトーヨーカドー福島店。

福島市民 「小さい時から本当にずっとお世話になっていたので、感謝の気持ちと寂しい気持ちでいっぱい」 「小さいころ親と来て、自分も子どもと来たので、寂しい思いです」 「(Q.親子3世代で?)はい」

勤務経験者 「ほんとこれで終わりだなって。これで終わっちゃうんだなって…」

 1985年に開業し、福島駅西口の商業施設の中心として市民から親しまれてきたこのスーパー。営業最終日の6日、開店前から多くの客が列を作りました。

利用客 「学生時代からの思い出があるので、その思い出が消えるようでとても悲しい」

 スーパーの近くに住む鈴木君江さんの思い出は。

鈴木君江さん(69) 「数年前だが、夕方、ご飯の支度しようと思ったら炊飯器が壊れちゃいまして。慌ててヨーカドーに駆け込んで(炊飯器を)買ってきてすぐ夕食の支度を始めたこともありました。一番近くて便利なところがなくなるので寂しい」

 長年通い続けたイトーヨーカドーでの最後の買い物。鈴木さんは息子や孫たちとよく食べていた思い出の味を楽しみました。

孫・楓果さん(15) 「ポテトはよく食べていて、すごく量も多くておいしかった。(閉店すると)駅前のにぎわいもなくなってしまうと思うとすごく寂しい」

 26日に郡山店も閉店し、福島県内からはイトーヨーカドーの店がなくなることに。

 全国でも126店舗中、4分の1を再来年までに閉鎖し、首都圏への集中を進める方針です。