7日の日経平均株価は、寄り付き直後から一気に600円以上値上がりしました。

ニッセイ基礎研究所 主席研究員 井出真吾氏 「ゴールデンウィーク前は慎重な見方が多かったが、日本の連休中に米国の経済的な重要なイベントがいくつかありました。いずれも無難に通過できたことで、再びリスクをとろうという動きが東京市場でも強まりました」

 その後は一時伸び悩みますが、後場に入ると再び買いの勢いが増し、終値は連休前の2日と比べて599円高い3万8835円となりました。

井出氏 「一旦は利益確定をする動きも膨らみましたが、全般として投資家がリスクに対して強気になっている流れもあって、最終的に大幅高で終えました」

 今後については、次のように分析しています。

井出氏 「8日にトヨタの決算発表がありますし、10日には東京エレクトロンという主要企業の決算発表も控えています。海外の状況を見ても、来週は米国の消費者物価指数が出てきます。株式市場も大きく動き得る話だと思います」

(「グッド!モーニング」2024年5月8日放送分より)