舞台『千と千尋の神隠し』イギリス・ロンドン公演が開幕。主演の千尋役を務める橋本環奈が「カーテンコールのあの熱狂を感じた時、本当にすごいなと思いました」、上白石萌音が「浴びたことのない熱気を浴びて、しばらくボーっとしてしまうくらいびっくりした」と初日公演を終えて、喜びの心境を明かした。

今回の舞台は、劇場「ロンドン・コロシアム」で上演。この劇場は、ロンドンの“劇場街”ウェストエンドで1904年にオープン、客席数2300を備え、数々の名作を上演してきた。舞台『千と千尋の神隠し』は4カ月に渡って行われ、約30万人の観客動員が見込まれている。

ロンドン公演初日を終え、橋本は「今日が初日なので、初日の反応であったりとか、どういうふうな感じになるんだろうという、ワクワクが大きいんですけど、プレビューの段階でも日本人のお客様と全然違って、いろんなところで笑いが起こったり、ロンドンの方たちのジブリ好きな気持ちであったり、お酒を飲みながら観ていたり、ポップコーン食べたり、鑑賞スタイルがすごく気楽な部分が、本当に素敵だなと思っています。カーテンコールのあの熱狂を感じた時、本当にすごいなと思いました。もちろん日本人の方々の、声には出さないけど、すごく楽しんでくれてる気持ちって、舞台に立っていてすごく伝わるんですね」と興奮気味に語った。

上白石は、「浴びたことのない熱気を浴びて、しばらくボーっとしてしまうくらいびっくりしました。お客様達がとても喜んでくださったのが伝わって来て嬉しかったです。カーテンコールの最後に『ありがとうございました』と言うのですが、その瞬間に、私は日本人で、私たちは日本から来て日本語で作品を届けたんだなという実感がせりあがって来てグッときました」と心境を明かした。