茨城県でおととし、酒を飲んで車を運転して女性2人を死亡させた罪などに問われている男が初公判で起訴内容を認めました。

 小林翔被告(28)はおととし9月、高萩市で酒を飲んだ状態で車を運転し、対向車線の軽自動車に衝突して乗っていた当時53歳と79歳の女性2人を死亡させた罪などに問われています。

 今月10日の初公判で小林被告は起訴内容を認めました。

 検察側は「午前1時まで居酒屋3軒を飲み歩き、事故を起こした午前8時半ごろには呼気1リットルあたり0.35ミリリットルほどのアルコールを体内に有していた」と指摘しました。

 これに対し、弁護側は「他の危険運転致死と比べ、悪質とまでは言えない」と量刑を争う考えを示しました。