宮城県白石市の小学校で校庭の防球ネットが倒れ、児童が死亡した事故から27日で1年です。事故のあった小学校では集会が開かれ、子どもたちに安全指導が行われました。
この事故は2021年4月、白石第一小学校の校庭で、児童らが防球ネットに寄りかかるなどして遊んでいたところ、木製の支柱が折れ、6年生の松野翔慎さんが死亡、別の男子児童が大けがをしたものです。
事故の教訓を語り継ごうと27日、第一小学校の体育館には5、6年生の児童約110人が集まり、集会が開かれました。
千葉英一校長「あれ、ここ少し危険じゃないかなと思ったことがあったら、どんな小さなことでも構いません。先生たちに教えてください」
この後、教員がルールを守って遊ぶことや、川やため池など危険な場所では遊ばないよう指導しました。
白石市は、この日を学校安全の日に定めていて、27日はこの他の13の学校でも一斉に点検や研修が行われました。
白石第一小学校千葉英一校長「事故を風化させない、二度と同じ事故を起こさないという高い意識を保ち続けるという点では、この安全の日というのは非常に有効かなと思います」