寒さの影響で、川や沼が凍る様子も確認されました。宮城県最大の渡り鳥の飛来地、伊豆沼では今シーズン初めて全面が氷で覆われました。
午後1時ごろに仙台市太白区で撮影した広瀬川です。広い範囲に渡って川が凍っている様子が確認できます。
東北地方整備局によりますと、1990年1月に太白区の宮沢橋付近で川の結氷が確認された記録が残っていて、非常に珍しい現象ということです。
仙台市民「全面凍結は本当に久しぶりです。白鳥はこの寒さに十分慣れているけど、我々にはやはり厳しい寒さだと思います」
宮城県北部の伊豆沼も、気温が急激に下がり始めた24日午後から凍り始め、25日までに全面結氷しました。伊豆沼の全面結氷は今シーズン初めてです。
普段はゆったりと水面に浮かぶハクチョウが居場所を奪われ、氷の上を歩く姿も見られました。
県伊豆沼・内沼環境保全財団嶋田哲郎研究室長「農地で雪がある、ねぐらで氷があるということは生活し難くなってきますので、県内の雪の少ない所あるいは凍っていない所に分散していく傾向にあります」
渡り鳥にとっても例年になく厳しい冬となっているようです。