ロシアのウクライナ侵攻や円安の影響で輸入の飼料や肥料が高騰する中、宮城県と鹿児島県のJAなどが連携して稲わらと堆肥を相互流通する取り組みが始まりました。
JA全農みやぎとJA鹿児島県経済連では、稲作が盛んな宮城県から家畜の餌になる稲わらを、畜産が盛んな鹿児島県からは堆肥ペレットを相互に流通します。
宮城県石巻市では、鹿児島県産の堆肥ペレットを使って初めて育てた稲わら約24トンがトレーラーに積み込まれ、鹿児島県に向けて出荷されました。
JA全農みやぎでは12月4日までに計96トンを出荷する予定で、地域資源の有効活用と安定的な供給を目指したいとしています。