宮城県の新型コロナの感染者数は、9週連続で増加しました。県は、5類移行後の新たな基準に基づいて確保病床を増やして対応します。

 県によりますと、21日までの1週間に確認された新型コロナの感染者数は1医療機関当たり12.81人と、前の週より4.90人増えました。9週連続の増加です。

 保健所別では仙南が18.71人、大崎が18.10人、石巻が16.60人などとなっています。

 宮城県の入院患者は24日時点で373人と、前の週と比べ117人増加しました。

 このため、5類移行後に新たに設定した病床確保に関する段階を4段階のうち1から2に初めて引き上げ、確保病床を27床から108床に増やして対応します。

 県は手洗いなど基本的な感染対策の徹底の他、抗原検査キットや解熱剤などを事前に準備するよう呼び掛けています。

 インフルエンザの感染者数も、1医療機関当たり17.35人と2週連続で増加し警報が継続しています。