中国の1月から3月のGDP=国内総生産の伸び率は5.3%のプラスになり、目標としていた5%前後を上回りました。

 中国の国家統計局によりますと、1月から3月は前の年の同じ時期と比べて、工業の伸びが6.1%、サービス業の伸びが5.0%、消費の伸びが4.7%とそれぞれ増加しました。

 ただし、減速が続いている不動産開発投資はマイナス9.5%と減少が続いており、特に新築住宅の販売額はマイナス27.6%と大きく落ち込んでいます。

 また、3月の輸出額もコロナ明けで世界経済が活発化した前年の反動から、マイナス3.8%となりました。

 国家統計局の報道官は、「目標達成に向け良いスタートを切ったが外部環境の複雑性は増している」と説明しています。