上川外務大臣はイランのアブドラヒアン外相と電話会談し、イスラエルへの攻撃は「中東情勢を一層悪化させるもの」としてエスカレーションを強く非難し、自制を求めました。

上川外務大臣 「現在の状況はイランやイラン国民はもちろんのこと、我が国を含めました国際社会全体の利益にもならないということを強調し、さらなる緊張の高まりを防ぐ必要があるとして、自制を強く求めたところであります」

 そのうえで、上川大臣は中東地域の航行の安全確保を要請するとともに、イランに滞在する邦人保護への協力を求めました。

 続いて上川大臣はイスラエルのカッツ外相と電話で会談しました。

 上川大臣は「これ以上、緊張が高まると制御不能な状況となりかねず、国際社会全体の利益にならない」として、イスラエルに対しても自制するよう強く要請しました。

 また、深刻化するガザ情勢を巡っては持続可能な停戦につながる行動を取るよう求めました。