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国会論戦“最大の見せ場” 与野党攻防のウラには…

2019年11月8日 18時22分

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 先日の衆議院に続いて8日に参議院でも集中審議が行われました。野党は英語の民間試験導入延期の責任などを追及しました。  (政治部・山本志門記者報告)  (Q.8日の集中審議は相次ぐ閣僚の辞任に対する安倍総理大臣の任命責任のことを野党は相当、追及していましたが、この論戦をどう見たか?)  安倍政権としては、とりあえずこの場は乗り切ったという印象です。しかし、そもそも政府・与党内には閣僚の相次ぐ辞任に相当な危機感を持っています。今から13年前の第一次安倍政権では、失言などで閣僚が相次いで交代して支持率も急落して追い込まれ、結局倒れました。当時の総理側近の1人が語っていましたが、「政権は総理自身というよりも周りの問題で潰れていくものだ」という言葉が私には強く印象に残っています。今の政権の求心力を維持していくためには、何としても萩生田大臣を守らなければいけない。他の閣僚の辞任ドミノは避けなければいけない。こうした危機感から、安倍総理も「行政を前に進めていくことで責任を果たしたい」と繰り返すしか、しのぐ方法しかなかったわけです。結局、その答弁が繰り返される限り、野党側も次第に攻め手を失っていった感じでした。  (Q.もう一つの大きな論点、大学入試の英語試験を巡る問題はどんな議論になったか?)  政府は、試験制度は「今後、検討する」と繰り返す一方で、野党側は「大きな混乱を与えた」と責任追及がほとんどで、政策的な議論は全く深まりませんでした。追い込む姿勢を強調することで有権者たる18歳の受験生を取り込もうという思惑も透けて見えます。しかし、英語に限らず、外国語教育というものをどう考えていくのか、そのためにどういう試験が望ましいのか、与野党ともに議論が交わされず、受験生目線の議論がなかったことは残念でした。