日赤とキッチンカー協会、スーパーマーケットが炊き出しに関する協定を結びました。避難所で栄養のバランスがとれた温かい食事を提供するのが目的です。
協定を結んだのは、日本赤十字社宮城県支部と宮城キッチンカー協会、県内でスーパーマーケット10店舗を運営する伊藤チェーンの3者です。
協定によりますと、日赤の医療救護班が避難所を調査し栄養のバランスが取れた温かい食事が必要と判断した場合、キッチンカー協会に車両の派遣と調理を依頼し、伊藤チェーンが食材を提供します。
避難所の食事は炭水化物に偏りがちなことから、野菜をふんだんに使った豚汁や煮物などの提供を想定しています。
日本赤十字社宮城県支部渡辺達美事務局長「これから避難者の中には、高齢者の割合がますます高くなってきますので、栄養の問題がますます重要になってくるだろうと考えている」
災害時の炊き出しについて、あらかじめ協定を結ぶのは全国の赤十字で初めてだということです。