地震などが起きた際、避難所の環境を良くして災害関連死を防ごうという研修会が、宮城県石巻市で開かれました。

石巻赤十字病院 植田信策副院長

「身体的にも精神的にもストレスがある。床に寝ている状態というのは。このような健康被害があるということが分かった。」

 この研修会は、震災遺構門脇小学校を運営する団体が行ったもので、自治会の防災担当者ら約40人が参加しました。

 能登半島地震でも避難所の支援にあたった石巻赤十字病院の植田信策副院長が、雑魚寝などが健康に大きな影響を及ぼすことを説明しました。

 その後、参加者は段ボールベッドを組み立て効果などを実感していました。

【参加者】

「震災はいつ起こるか分からないので、日頃の避難と防災に関して考え直した」

 主催した団体は、今後もこうした研修会を開いていくことにしています。