楽天イーグルスはホームで西武ライオンズとの開幕3連戦でした。連敗で迎えた31日は、延長戦の末サヨナラ勝ち。今江監督にとっては初白星となりました。

 31日は前のシーズン中継ぎで活躍した内星龍がプロ初先発。初回から力強いストレートで押し込み、三者凡退で立ち上がります。 3回、1点を失いなおもピンチの場面でレフト前ヒットを阿部が後逸してしまい3点を失います。

 その後同点に追いつき、内も立ち直りました。6イニングを投げ、自責点は2点。初先発ながらもゲームをつくりマウンドを降ります。

 同点で迎えた7回、2番手の酒居が1塁2塁のピンチを招きますが、スタメンマスクを被った石原が2塁へのけん制でランナーを刺しチームのピンチを救います。

 延長11回。石原がフォアボールを選ぶと代走はこの日1軍に昇格した辰見鴻之介が、プロ初出場を果たします。

 辰見は3塁まで進み、サヨナラのチャンスで小深田は浅めのレフトフライでしたが、辰見が果敢にタッチアップ、50メートル5秒7の俊足を生かしホームイン。

 今シーズン初勝利は、劇的なサヨナラ勝ちでした。今江監督の代走起用が功を奏しました。

 辰見鴻之介選手「まだ緊張しています。たくさん走ってチームの勝利に貢献できるようにがんばります」

 今江敏晃監督「最後も辰見だからこそスタートを切らせたと思うし大きな1勝だし、彼にとっても大きな経験になったと思う。非常に印象深い初勝利になりました」