訴状などによると、死刑囚2人は、本人に告知されてからわずか1、2時間ほどで刑が執行される現在の運用について、憲法違反であるなどと訴えていました。

死刑囚2人 「心の準備ができず、尊厳をもって最期を迎えられない」

 これまでの裁判で、国は「円滑な執行のため、直前に告知することが合理的だ」などと主張しています。

 15日の判決で、裁判所は「原告の訴えは、現在の執行方法による死刑を許さないこととなり、刑事判決の取り消しや変更を求めているのと同じだ」などとして、訴えを全面的に退けました。

原告側の代理人弁護士 「きょう執行されるかもしれないという、恐怖のなかで死刑囚は暮らしている。(執行の方法は)極めて残酷ではないか」

(「グッド!モーニング」2024年4月16日放送分より)