平成10年3月25日(水)

開催日 平成10年3月25日(水)
議題 最近の放送番組全般についての合評

 東日本放送の放送番組審議会が25日開催され、最近の放送番組全般について合評をした。
 合評では、「ワイド番組など各局とも話題や構成が類似していて局の特徴が出ていない」「ドキュメンタリーなど大人が落ち着いてみられる番組が少なくなった」など、最近の番組への意見が出された。
 今後の要望として、「感動が得られる番組をもっと制作してほしい」「視聴率ばかり意識して、パラリンピックを生放送しなかったような対応を繰り返さないでほしい」「今は深夜の番組でも若者だけではなく熟年層も見ているので、もっと底辺の広い番組が欲しい」といった声もあった。
 さらに報道と人権の問題について、「加害者の人権は守られているようだが、被害者をもっと守るべきだ」「報道での個人のプライバシーはもっと慎重に扱うべきだ」などの意見も聞かれた。
 子供とテレビのかかわりについては、「殺人を扱ったドラマが多く、その表現がリアルになり過ぎている」「大人の判断で見る番組を制限するのも問題だ」などの指摘があった。