平成10年7月23日(木)

開催日 平成10年7月23日(木)
議題 「女教師」についての合評

 東日本放送の放送番組審議会が23日開かれ、木曜日午後9時から放送しているドラマ「女教師」の合評をした。

 合評では「学園ドラマではあるが、コミカルなホームドラマのタッチで楽しい番組になっている」「テンポがよく、演出も巧みだ」「職員室の雰囲気が楽しく表現されている」など、これまでの学園ドラマのイメージから現代風に変わってきている印象が述べられた。

 一方で、「女性の教師は高校でも最近増えており、珍しいことではないが、あえて”女教師”とタイトルをつけている意図がわからない」「実際の教育現場とかけ離れた設定が見られ、不自然さを感じる」「楽しく見られるのはいいが、番組からのメッセージが見えない」など厳しい意見も出された。

 また出演者については、「初主演の高島礼子は適役であり、今後も期待したい」「生徒役が好演している」などの評価があった半面、「教師として、また女性としてそれぞれの場面での心の陰影を演じきれていない」など批判的な意見も出された。