平成10年10月28日(水)

開催日 平成10年10月28日(水)
議題 「新選組血風録」についての合評

 東日本放送の放送番組審議会が28日、仙台市青葉区の東日本放送で開催され、毎週木曜日午後8時から放送している「新選組血風録」の合評を行った。
 この番組は、司馬遼太郎の原作を基に幕末を生きた新選組の隊士たちの姿を描いたドラマで、10月8日にスタートした。
 合評では、「映画のように落ち着いて見られる本格的な時代劇」「組織の力やリーダーの役割を現代社会にダブらせて見ることができる」などの声が聞かれた。
 また、「衣装や道具、言葉づかいなどが設定された時代に適切ではない」「原作とドラマの内容にギャップを感じる」などの批判的な意見も出された。
 出演者については、「豪華な顔ぶれで見ごたえがある」などの意見と、「渡哲也は重厚な演技をしているが、近藤勇の年齢と隔たりがあり、若い集団であるはずの新選組のリーダー役としてはやや苦しい」などの発言もあった。