平成12年4月28日(水)

開催日 平成12年4月26日(水)
議題 「ニュースステーション」について

 東日本放送の番組審議会が26日開催され、月曜日~金曜日の毎日夜9:54から放送中の「ニュースステーション」の合評が行われた。同番組はスタート以来15年目に入っており、今年3月末からは開始時間を早めるなどの他、番組内容もリニューアルされている。

 合評では、「ニュースをエンターテインメントにした画期的な番組」「学生など若い人たちにも関心を持ってニュースを見てもらうという役目を十分に果たしている」「都会的なセンスとキャスター個人の魅力でニュースをビジュアルに見せている」など、長期にわたり人気を維持している同番組を分析する意見が出された。

 一方、「6分早く番組を開始した意図がよくわからない」「わかりやすく、面白く見られるが、深みが感じられない。重要なことはもっと掘り下げてほしい」「番組スタート時に比べ、ややテンポが悪くなっており、マンネリ感も出てきている」「コメンテーターの発言に魅力がない」など、批判的な意見も出された。

 また、出席していたテレビ朝日の番組担当部長から「番組開始当初から『中学生にもわかるニュース』をコンセプトにしてきた。今回のリニューアルでは、批判するだけに止まっていたものから、今後どうあるべきかという建設的な形にもしていきたい。今日の貴重なご意見を今後の番組制作の参考にしたい」と発言があった。