平成12年5月24日(水)

開催日 平成12年5月24日(水)
議題 「アナザヘヴンeclipse」について

東日本放送番組審議会が24日開かれ、木曜日午後8時54分からのドラマ「アナザヘヴンeclipse」の合評を行った。

評価する意見としては、「カメラアングルの工夫やCGを駆使するなど、映像が新鮮」「番組中に使われている音楽が印象深く効果的」「同名映画の封切りと同時進行する、メディアミックスに初めて挑戦するなど意欲的で、話題性もある」「人間が本来持っている『悪』の部分に焦点をあて、それをエンターテインメントにしている。不思議な感覚が得られるドラマだ」などが出された。

半面、「面白いと感じる視聴者層と、理解できない層に分かれている。対象を絞りすぎているのではないか」「回によって雰囲気が異なり、落差もある」「全体的に画面が暗く、出演者の表情も厳しいため、ほっとする場面が少ない。暴力シーンや残酷なせりふもみられる」「青少年による残忍な事件が続いている現在、現実と作りものとの違いが分からなくなる場合もある。テレビの影響は大きいので、配慮してほしい」といった意見も出された。

出席していた番組担当プロデューサーは「映画とのメディアミックスだけではなく、脚本や演出の面でも新しいスタイルに挑戦してきたが、反省点も多い。ご意見を参考に改善に努めたい」と発言した。