平成13年2月28日(水)

開催日 平成13年2月28日(水)
議題 放送番組全般について

 東日本放送の番組審議会が2月28日、開かれた。
今回は、放送番組全般について活発に意見交換した。

 その中では、「バラエティー番組などでは同じ出演者が目立ち、新鮮さに欠ける」「一般の人を取り上げたエンターテインメント番組が増えているが、落語などプロの技量を楽しめる番組が減っており、残念だ」「テレビを見るお年寄りが増えているのに、高齢者向けの番組が少ない」といった意見が出された。

 また、最近問題視されている青少年への影響については、「番組が直接的に影響しているとは思えない。社会や家庭でのコミュニケーション不足が背景にあるのでは」との見方も示された。

 個々の番組については、土曜日午後6時に放送している「人生の楽園」について、「様々な人生が浮き彫りにされ、引き付けられる。ナレーションも心地よい」など、ドキュメンタリーやニュース番組が評価された。

 一方、テレビ朝日の武田徹編成部長は、「多チャンネルの時代に入り、番組の数も増えていくが、作り手のメッセージが伝わるような作品を視聴者に届けていきたい」と発言した。