平成13年6月27日(水)

開催日 平成13年6月27日(水)
議題 「スクープ21」について

 東日本放送の番組審議会が6月27日に開かれ、毎週日曜夕方6時56分から放送している報道番組「スクープ21」の合評をした。

 合評では、「ニュースの裏側や深いところに切り込んでいて、見ごたえがある」「中継やゲストを交えたスタジオトークなど、生番組の特性を生かしている」「切り口が新鮮で、ほかの報道番組にはない魅力がある」など、評価する意見が多く出された。一方、課題として出された意見に、「報道番組としての「速報性」と深く掘り下げていく「調査報道」とのバランスが難しい」「まだ事件になっていないが気になる点など、先行した取り組みも欲しい」などがあった。

 またキャスターの鳥越俊太郎氏について、「ジャーナリストとしての色が十分出ており、特に取材現場で力を発揮しているが、スタジオでの突っ込みが不足」などの意見が出された。

 出席していたテレビ朝日のプロデューサーは、「タイトルにある「スクープ」性を追求するとVTR主体となり、閉そく感が生じる。ゲストのコメントなどを交えて生番組の良さを出すよう心がけている。ご意見を現場にも伝え、今後の番組の充実をはかりたい」と発言した。