平成13年7月25日(水)

開催日 平成13年7月25日(水)
議題 「せきらら白書」について

 東日本放送の番組審議会が7月25日開かれ、毎週水曜日夜8時から放送している「せきらら白書」の合評を行った。

 合評では、「好奇心をバラエティーにしたような番組、これまでタブーとされていたテーマにも挑戦している」「他人に聞きづらいこと、自分が世間の中でどのような位置にいるのか、などを教えてくれる」「豊富なデータを基本に展開しており、テーマによっては興味深く、考えさせる番組だ」といった意見が出された。
 一方、「たわいのないテーマが多く、深さが感じられない」「テンポが速すぎるため、ついていけない部分がある」「出演者が多いので発言も少なく、役割がはっきりしない」など、批判的な意見もあった。
 また、番組のターゲットについて、「テーマ選定を見るとサラリーマンを対象にしていると思われる。おじさん向けワイドショーというイメージがある」という意見もでた。

 これを受けて、制作しているテレビ朝日の担当プロデューサーは「4月にスタートしたが、プロ野球中継などで放送しなかった週が多く、まだ定着していない」とした上で、「テーマごとに十分にリサーチしてデータ化し、視聴者が自分がどんな位置にいるかを把握できるようにしたい。ただし、価値判断については視聴者にまかせるべきことだと考えている。今日うかがった意見を参考にして、テーマを選んでいきたい」と発言した。