平成15年2月26日(水)

開催日 平成15年2月26日(水)
議題 最近の放送番組全般について

 東日本放送の番組審議会が26日開催され、最近の放送番組全般について活発に意見が交わされた。  

 全般として、「地元密着の番組といっても取り上げられる店が同じだったり、横並び的で目新しさが感じられない」「刺激性が優先していて落ち着いて見られる番組がない。特にゴールデンタイムの番組の質が低下している」「ワイドショーのリポーターなどが使う日本語が乱れている。もっと言葉を大切にしてほしい」などの意見が出された。  
 また、ニュース番組についても「どの局も扱うニュースが画一的でワイドショー化してきている。もっと別な切り口を探ってほしい」「初期のニュースステーションなどは国際性が高かったが、最近は弱くなってきている」「暗いニュースばかりでなく、明るく頑張っているニュースを伝えてほしい」などの意見が出された。  
 そして、今後の番組制作に対し「"肩がこらなくてつまらなくない一服の清涼剤"的番組を作ってほしい」という意見が出された。
 
 出席していたテレビ朝日の編成部副部長は、「貴重なご意見をいただき大変勉強になった。これからはテレビ局も淘汰される時代になる。そういう中でテレビ朝日は奇を衒うことなく、原理原則に基づいて番組を制作していきたい」と発言した。