平成16年2月25日(水)

開催日 平成16年2月25日(水)
議題 最近の放送全般等について

東日本放送の番組審議会が2月25日開催された。
 まず、東日本放送番組編集基準の改正について委員に諮問し、承諾するという答申を得た。この措置は民間放送連盟が放送基準を改正することに伴い、放送基準に準拠している部分を改正するもの。具体的には放送に対する公的規制の動きや一般視聴者の厳しい批判の高まりを踏まえ、自主自律の姿勢を一層強固なものにすることを念頭に、報道の目的の明確化、青少年への配慮、健康情報等に関する規定の整備、消費者金融CMの適正化などに関する改正を行なった。
 引き続き最近の放送全般についての意見交換を行なった。
 意見の中で最も多かったのはテレビメディアの影響力の大きさ、責任の重大さを指摘するもので、特に青少年への配慮を求める声が強かった。また、多メディア時代における地方テレビ局のあり方として他局にはない特徴を出していくことが大切だという意見もあった。他に、放送文化は番組の作り手を中心とする送り手と視聴者、そしてスポンサーの3者が深く関わりあって形成しているものなので、それぞれの立場からのより活発な意見交換が必要との意見も出た。
 これに対し東日本放送の高木社長は「表現の自由を前提としながら自らを律し謙虚な姿勢で放送に携わっていくようこれからも一層努力していきたい。」と発言した。