平成16年9月22日(水)

開催日 平成16年9月22日(水)
議題 「ほっとネットとうほく~みちのくの玉三郎」について

 東日本放送の番組審議会が22日開かれ、今月11日に放送された「ほっとネットとうほく~みちのくの玉三郎」の合評を行った。
この番組は、人気女形として活躍する、米山町内の男子中学生にスポットをあてたドキュメンタリー番組で、東日本放送が制作したものである。
 合評では、「丁寧に取材されていて、非常に好感が持てる」「目標もなく、定職にもつかず、漫然と生きる若者が増えている中、目標を持って努力している姿は素晴らしい」「ナレーションが映像と合っていて良かった」などの意見が出された。その一方で、「同級生や中学校の先生たちが彼をどう見ているのか、知りたかった」「中学生としての日常をもっと取り上げれば、より生き生きとした番組になったのではないか」「作り手が何を伝えたかったのか、はっきりしない」などといった意見も出された。
 これを受けて、東日本放送の制作担当者は「ひとつのことに打ち込む中学生が少なくなる中、踊りの世界で、目標を持ってひたむきに頑張っている中学生がいるということを伝えたかった。家族や師匠との会話の中から、自然なインタビューを引き出せればよかった。ご意見を今後の番組制作に生かしたい」と述べた。