平成17年4月20日(水)

開催日 平成17年4月20日(水)
議題 「キラリせんだい未来への宝物~杜の景観組曲より~」について

 東日本放送の番組審議会が20日に開かれ、先月21日午前11時から放送した「キラリせんだい未来への宝物~杜の景観組曲より~」の合評を行った。
この番組は、小学生2人が不思議なマジシャンの案内で、およそ20年前の仙台にタイムトリップし、今と昔の街並みを比較しながら、これからの仙台の景観を考えるという教養番組である。
合評では、「仙台という街の魅力を見つけ出し、宝物として未来に残そうというテーマは時節に適しており、制作意図も十分に伝わる番組だった」「放送時間帯が祝日の午前中だったことに加え、小学生の子どもにも見やすい演出だったので、とてもよかった」などの意見が出された。
一方で「仙台の街をこれからどうしたいのか、焦点が絞られてなかった」「『20年前』と『現在』の
街並みを比較するだけでなく、『50年前』の映像とも比較することで、
街並みの変遷をよりくっきりと示してほしかった」「子供向け番組として見るなら演出にも納得がいくが、大人向け番組としては物足りなかった」などの意見が出された。
これに対し、担当プロデューサーは「小学生を起用したが、子供向け番組として制作したつもりはなかった。ご意見を今後の制作活動に生かしたい」と述べた。