平成18年3月29日(水)「椎名 誠が見た!シベリアの東北」について

開催日 平成18年3月29日(水)
議題 「椎名 誠が見た!シベリアの東北」について

 東日本放送の番組審議会が開かれ、2月26日午後6時56分から放送した「椎名 誠が見た!シベリアの東北」の合評を行なった。
 この番組は東日本放送の自社制作番組で、作家椎名誠の眼でシベリアの先住民族の生活を描いたドキュメンタリー番組。
 合評では、「厳しい取材環境にも関らず質の高い、充実したドキュメンタリー番組だ。」「ナレーションが効果的で、椎名 誠さんのコメントが番組全体を引き締めている。」などの意見が出された。
 一方で、「エスキモーの生活・文化・風俗・経済環境などについてもう少し掘り下げて欲しかった。」「風や防寒着の影響で、声が聞き取りずらい場面もあったのでテロップなどで捕捉して欲しかった。」などの意見も出された。
 これに対して制作を担当した東日本放送のプロデューサーは、「厳しい自然環境・取材体制などの制限はあったが、現代日本人が忘れかけている大切なものを描きたかったので全力で取材、編集に取り組んだ。字幕スーパーでのフォローなど見易さにもっと気を配るべきだった。今日いただいたご意見を今後の番組づくりに活かしたいと思う」と述べた。