平成17年10月26日(水)放送全般について

開催日 平成17年10月26日(水)
議題 放送全般について

 東日本放送の番組審議会が26日開かれ、「放送全般について」を審議した。

 各委員からは主に、「報道・放送の姿勢について」「番組の評価基準のあり方」に関する意見が出された。
 報道・放送の姿勢については、「事件の被害者にもかかわらず、プライバシーまで報道され、個人の人権が守られているのか疑問に感じる。」「台風などで東京偏重報道が多いが地方とのバランスを考えてほしい。」「選挙報道では、特定の議員をタレント化してとりあげているが、本質的な部分をもっと報道して欲しい。」などの意見が出された。
 番組の評価基準では、視聴率も大事だが、番組の質という別の基準があってもいい。また、質のいい番組を視聴者に提供する機会を増やして欲しいという意見があった。ほかに、「今後、高齢者が増えていく中で現在のバラエティ中心の編成を検討して欲しい」などの意見が出された。
 これに対しKHBは、「取材する時には人権に最大限配慮する訓練を日々行っている。」「災害情報こそローカル局にとって今後ますます重要な役割と考えている。」「民放連でも質のいい番組を表彰するなどして視聴者にアピールする活動をしている」などと述べた。