平成21年7月22日(水)「よみがえれ秘湯の宿」について

開催日 平成21年7月22日(水)
議題 「よみがえれ秘湯の宿」について

 東日本放送の番組審議会が22日に開かれ、今月7日に放送されたテレメンタリー2009「よみがえれ秘湯の宿」について審議した。

  この番組は岩手・宮城内陸地震で甚大な被害を受けた栗駒山温泉郷の宿の主人達の復活にかけた1年を追跡したドキュメンタリー。

  委員からは「誠実な番組作りで好感がもてた。本当の復興はこれからだが被災者の方々を応援する立場で続編も作ってほしい」「互いに励ましあう温泉の主人達の気遣いや、彼らの高校時代のエピソードが落ち着いたナレーションで紹介されて暖かな気持ちになった。」という意見がでた。

  一方で「全国放送なので、被災状況や温泉郷の位置など基本的な情報をもっと紹介した方が分かり易かった」
「放送時間が深夜だったがもっと多くの人々が見られるような時間帯で編成してほしい」という声もあった。

 番組の制作担当者は「30分番組の中でどの程度掘り下げられるか最後まで悩んだ。復興は始まったばかりなのでこれからも粘り強く取材を続けていきたい」と語った。