開催日 平成20年11月26日(水) 議題 「消したい過去 消せない真実 ~文科省 疑惑の教科書検定~」について 東日本放送の番組審議会が11月26日に開かれ、「消したい過去 消せない真実 ~文科省 疑惑の教科書検定~」について議論した。 この番組は琉球朝日放送が制作したドキュメンタリー番組で、沖縄戦の集団自決に関する記述をめぐる教科書検定をとりあげたもの。今年度のテレビ朝日系列番組審議会が審査したプログレス賞最優秀賞受賞作品。東日本放送では11月8日午前10時45分から放送した。 審議会では「地方局の視点で、丁寧に取材を積み重ねた力作」「戦争の実体験を聞く機会が減っているので、このような番組は貴重」という意見が出た。 一方、「文科省、特に検定に大きな影響力を持つ調査官の取材が少ない制作になっている点が残念だ」という意見もあった。 番組のプロデューサーは「文科省には何度も取材申し込みを行ったが実現できなかった。今後も沖縄県民の熱い思いを真摯に捉え、地方局でなければ作りえない番組を制作していきたい」と語った。