平成22年6月23日(水)テレメンタリー2010「きもちのこえ~障害と生きる筆談詩人自立への1000日~」について

開催日 平成22年6月23日(水)
議題 テレメンタリー2010「きもちのこえ~障害と生きる筆談詩人自立への1000日~」について

 東日本放送の番組審議会が23日に開かれ、8日放送のテレメンタリー2010「きもちのこえ~障害と生きる筆談詩人自立への1000日~」について審議した。このドキュメンタリーはテレビ朝日系列24局にネットされた。

 委員からは「重いハンディキャップを背負いながら、自分の努力と周囲の協力で表現方法を獲得していく主人公とその家族の姿に感動した」「糸を紡ぐようにことばを紡いて詩作をする様子に心を打たれた」「1000日もの長期間、取材対象と向き合った取材陣に敬意を表する」という評価があった。

 一方で「放送時間が限られているとはいえ、説明不足だと感じる部分があった」「もっと社会的な視点や科学的な側面からの問題提起があってもよかったのではないか」などの指摘があった。

 番組担当者は「障害を抱えながら懸命に生きる姿を通して、障害者の方には勇気と希望をもってもらい、健常者には障害者への理解を深めてほしいとのねらいで制作した。頂いたご意見を参考にしてさらに取材を継続していきたい」と語った。