平成23年2月23日(水)テレメンタリー2011「私はがんに選ばれた~置き去りにされた後遺症~」について

開催日 平成23年2月23日(水)
議題 テレメンタリー2011
「私はがんに選ばれた~置き去りにされた後遺症~」について

 東日本放送の番組審議会が23日に開かれ、1月に放送したテレメンタリー2011「私はがんに選ばれた~置き去りにされた後遺症~」について審議した。

 この番組はテレビ朝日系列24局で放送されたドキュメンタリー番組。石巻市在住でリンパ浮腫の治療にあたるがん患者の女性に焦点をあてた。

 委員からは「リンパ浮腫について初めて知った。主人公が自らの体験をもとに、リンパ浮腫に苦しむ人々の治療にあたる姿に感銘を受けた」「『私はがんに選ばれた』という言葉に心を打たれた。主人公の前向きな姿勢が描かれているので、重いテーマにも関わらず爽やかな印象が残った」という評価があった。

 一方で「リンパ浮腫の治療についてもっと掘り下げて欲しい部分があり、物足りなさを感じた」「サブタイトルが重い印象で、違和感をもった。主人公の前向きな生き方にあったことばの方がふさわしい」などの意見があった。

 番組担当者は「番組を通してリンパ浮腫という病気を広く知ってもらいたかった。また主人公の姿を通して、がんに苦しんでいる患者の皆さんに前向きのメセージを伝えたいと考えて制作にあたった。表現の至らない点もあったが頂いたご意見を参考にして今後も取材を続け、その後を伝えていきたい」と語った。