平成22年11月24日(水)「みちのくの荒祭り~室根神社特別大祭」について

開催日 平成22年11月24日(水)
議題 「みちのくの荒祭り~室根神社特別大祭」
について

 東日本放送の番組審議会が24日に開かれ、13日正午から放送された「みちのくの荒祭り~室根神社特別大祭」について審議した。

 この番組は岩手県南部の室根町に伝わる「室根神社特別大祭」に密着したドキュメンタリー番組で、約1300年の伝統をもつ神事が、過疎化、高齢化の波に洗われながら継承されていく様子を描いたもの。
 委員からは「隣県の祭りだがこの番組で初めて知った。祭りの半年以上前からの密着取材で見応えのある番組だ」「祭りを継続するために苦心する地域の人々の姿に感動した」という評価があった。
 一方で「祭りそのものを描くのか、地域の人々のドキュメントなのか、はっきりしなかった」「祭りの次代を担う
若い人々の本音に迫ってほしかった」などの意見があった。
 番組の制作者は「祭りの歴史が古く、規模も大きいため、全体像を把握するのに苦労した。テーマは"伝統を継ぐ"だったが、伝えきれない点もあったと思う。東北の祭りを紹介する企画はこれからも続けていきたい」と語った。