平成25年4月24日(水)「テレメンタリー2013 3人で生きる~震災孤児 兄弟が歩んだ732日~」について

開催日 平成25年4月24日(水)
議題 「テレメンタリー2013 3人で生きる~震災孤児 兄弟が歩んだ732日~」について

 4月24日、東日本放送の番組審議会が開かれ「テレメンタリー2013 3人で生きる~震災孤児 兄弟が歩んだ732日~」について審議した。この番組は東日本放送が制作したドキュメンタリー番組で、全国のテレビ朝日系列局で放送された。宮城県での放送は3月26日(火)25:15~25:45まで。

 番組は、東日本大震災の大津波で両親と祖父を亡くし孤児となった兄弟に2年間密着したもので、長男が弟と妹の未成年後見人となり3人で自活を始めるまでを描いた。

 委員からは「兄弟たちの心の成長が伝わってきて感動した」「地元局ならではの視点で震災を描いた佳作」「取材者と兄弟との間に信頼関係があることが感じられた」という意見があった。

 一方で「兄弟を支援している大人たちや経済的背景が描かれていなかった」「未成年後見人についての説明が不足していた」「平板に感じられた」という意見も出た。

 番組制作者は「自立して暮らしたいという強い意思をもった兄弟にスポットを当て、その生活ぶりを描きたかった。10年、20年と続く震災報道の第1章だと考えている」と語った。東日本放送では5月11日(土)12:30から再放送を予定している。