「スーパーJチャンネルSP 東日本大震災から3年」について

開催日 平成26年3月26日(水曜日)

議題 「スーパーJチャンネルSP 東日本大震災から3年」について

 3月26日(水曜日)午前10時30分からKHB東日本放送の本社4階特別会議室で、第396回東日本放送番組審議会が開催され、震災報道をテーマに、3月11日に放送した「スーパーJチャンネルSP」について審議した。

  この番組はテレビ朝日をキー局に全国放送された報道特別番組で、東日本大震災から3年の節目である3月11日、地震発生時刻の14時46分を挟んで被災地の表情を生中継で伝え、復興の課題のいくつかを取り上げた。

  審議会では「被災地の3年間の変化を、定点での撮影や空からの映像を駆使するなどビジュアル的に工夫して伝えていて分かりやすかった」「被災地以外の視聴者にとっては震災の記憶を蘇らせ復興への思いを新たにする機会となったのではないか」という評価があった。

  一方で「復興の課題をもっと多角的に紹介してほしかった」「景観の変化だけでなく、被災地に暮らす人々の心の在り様についても丁寧に描いてほしかった」という指摘があった。

  テレビ朝日の番組担当者は「震災の風化を食い止めるため、被災地以外の視聴者に対して震災を見つめる機会を作りたいと考えた。今後も地元局と連携し全国発信を続けていきたい」と語った。