「伊達なおもてなし海を渡る トルコと宮城をつなぐふるさと飯」について

開催日 平成26年2月26日(水曜日)

議題 「伊達なおもてなし海を渡る~トルコと宮城をつなぐふるさと飯~」について

 2月26日(水曜日)10時30分からKHB東日本放送の本社4階特別会議室で、第395回東日本放送番組審議会が開催され、2月8日に宮城県内で放送された番組「伊達なおもてなし海を渡るトルコと宮城をつなぐふるさと飯」について審議した。

 この番組はトルコ国営放送との共同制作番組(注:)で、トルコと日本、両国シェフの食文化交流を通じ、互いの国の魅力を紹介したもの。トルコ料理のルーツとなったオスマン宮廷料理秘伝のレシピを受け継ぐトルコ人シェフは、宮城の食材で華麗な宮廷料理を作った。宮城からは、ホテルメトロポリタン仙台の渡邉隆シェフがイスタンブールへ渡り、おもてなしの心を込めトルコの食材で宮城の郷土料理づくりに挑戦した。

 審議会では「トルコの美しい風景や現地の人の活気ある表情が映像を通して伝わり楽しめた」「白菜がトルコから来た野菜であること、トルココーヒーが世界遺産に登録されたことなど情報量が多く興味深かった」という評価があった。

 一方で「作り手からのメッセージが伝わってこなかった」「タイトルの“おもてなし”とは何か、説明が足りなかった」「試食シーンの演出に配慮が足りなかった」という指摘があった。

番組の制作担当者は「今回の共同プロジェクトは約120の企画提案の中から選ばれて実現したもの。番組制作の現場では文化等の違いもあり苦労したが、両国の相互交流の礎として番組を制作できたことは、貴重な経験だった。今回の意見を参考に今後の番組作りに生かしたい」と語った。

(注:)2012年度補正予算に計上されたコンテンツ海外事業のうち、総務省が所管する国際共同制作支援の対象企画として採用された、KHBとトルコ国営放送(TRT)の共同プロジェクトの一環。