「ほっとネットとうほく アユが教えてくれたこと」について

開催日 平成26年1月22日(水曜日)

議題 「ほっとネットとうほく アユが教えてくれたこと」について

 1月22日(水曜日)午前10時30分からKHB東日本放送の本社4階特別会議室で、第394回東日本放送番組審議会が開催され、昨年12月30日に宮城県内で放送された番組「ほっとネットとうほく アユが教えてくれたこと」について審議した。

 この番組は東日本放送が制作したもので、広瀬川のアユを通して生命の尊さ、人と自然の共生を考えるドキュメンタリー番組。俳優の中本賢がナビゲーター役を務め、子どもたちとともに、春の遡上から秋の産卵までアユの生命の営みを観察した。

 審議会では「広瀬川の生態系が豊かであることを知り感動した」「子ども達の視点で広瀬川の魅力を描いた点が良かった」「水中撮影やアングルの工夫で川の表情がよく捉えられており、教材としても使える良質な番組だと思った」という評価があった。

 一方で「番組の導入部が長くやや冗漫な印象が残った」「広瀬川を守る人々やその活動にも触れてほしかった」「番組側からのメッセージをもっと明確に出してもよかったのではないか」という指摘があった。

 番組の制作担当者は「広瀬川は知名度も高く仙台市のシンボルのような存在だが、都市化が進み身近な存在ではなくなりつつあるのではないか。番組を通して広瀬川の魅力を知ってもらい、もっと多くの人々に広瀬川と親しむ機会を増やしてもらいたいと考えた。意見を参考にし、今後の番組作りに生かしていきたい。」と語った。