「KHBグリーンキャンペーンスペシャル豊かな未来を信じて 蒲生干潟を見つめた500日の記録」について

開催日 平成25年11月27日(水曜日)

議題 「KHBグリーンキャンペーンスペシャル豊かな未来を信じて蒲生干潟を見つめた500日の記録」について

 東日本放送(KHB)の第393回番組審議会が27日に開かれ、11月9日正午から放送の「KHBグリーンキャンペーンスペシャル豊かな未来を信じて~蒲生干潟を見つめた500日の記録~」について審議した。この番組は、美しい自然を後世に残していこうというKHBグリーンキャンペーンの一環として宮城県内で放送した55分の特別番組。

 震災前『生物の宝庫』として知られ、県民に親しまれていた蒲生干潟。しかし震災以降、多くの野生生物が生息したかつての姿はなくなってしまった。そんな状況から再び『生物の宝庫』への道を探るべく、干潟の調査を続ける人たちがいた。それが「蒲生を守る会」。震災からゆっくりながらも再生をしていく蒲生干潟の自然を見つめた、彼らの500日の記録。

 委員からは「映像がとても美しく印象に残った」「自然界の再生が進んでいることがよくわかり、どの生物も魅力的に紹介されていた」「干潟を見守る人たちのあたたかさが伝わってきた」という評価があった。

 一方で「500日の期間がいつからいつまでなのかがわかりにくかった」「BGMとナレーションのバランスがきれいな映像とそぐわない部分があった」「防潮堤の問題などもう少し掘り下げて欲しかった」との意見もあった。

 番組の制作担当者は「再生した干潟の生き物の姿を伝えるため根気強く取材を重ねた。今後も引き続き人と自然の共生に注目し取材を続けたい」と話した。