「テレメンタリー2013 悲劇の幼稚園バス」について

開催日 平成25年10月23日(水曜日)

議題 「テレメンタリー2013 悲劇の幼稚園バス」について

 東日本放送(KHB)の第392回番組審議会が23日に開かれ、10月8日深夜放送の「テレメンタリー2013 悲劇の幼稚園バス」について審議した。この番組はテレビ朝日系列のドキュメンタリー番組「テレメンタリー2013」の「3.11を忘れない」シリーズとしてKHBが制作し、全国で放送した30分番組。石巻市の日和幼稚園は、地震発生後に送迎バスを海側に走らせた結果、園児5人が犠牲になった。なぜわが子が犠牲になったのか・・。最愛の子を失ったつらい現実と向き合いながら、真実を求めて闘った遺族たちの記録。

 委員からは「被災地のテレビ局として遺族と向き合い、しっかりと取材をしている姿勢が感じられた」「子を失った遺族の親としての心情を丁寧に伝えていた」という評価があった。

 一方で「30分の限られた時間でまとめるには少々無理のある題材だったのではないか」「幼稚園側の主張をもう少し取り上げてもよかったのではないか」との意見が出された。

 制作担当者は「真相究明・再発防止を願う遺族の強い気持ちを伝えたかった。これからも地方局として様々な視点で震災をテーマにした番組を放送していきたい」と話した。