「宮城から遥か4500km カンボジアまるごと体験記」について

開催日 平成27年6月24日(水曜日)

議題 「宮城から遥か4500km カンボジアまるごと体験記」について

 6月24日午前10時30分からKHB東日本放送本社で、第409回東日本放送番組審議会が開催されました。
 今回はKHBが制作し放送した「宮城から遥か4500km カンボジアまるごと体験記」
(5月5日午後2時から午後2時55分まで放送)について審議しました。この番組は総務省の「放送コンテンツによる地域活性化に向けたモデル事業」の一環として制作したものです。KHBは昨年のトルコ国営放送との交流企画に続き2年連続で企画が採用され、今回はカンボジア国営放送(TVK)とのコラボレーションとなりました。
 昨年12月にTVKが宮城県を訪れ、アジアの次世代を担う「若い力」をテーマに、新しいスタイルの酒造りにチャレンジする若手杜氏や、6次産業化を目指す三陸の若手漁師などを取材しカンボジア国内で放送しました。一方、今年2月、KHBクルーがカンボジアに入り、TVKが放送した番組が市民にどう受け止められたのかを取材。さらに世界遺産アンコールワットなどカンボジアの観光スポットや食文化を紹介したものと合わせて構成した特別番組です。
 委員からは「企画に工夫を凝らしており興味深く見ることができた」「全体的に爽やかな印象の番組だった」「制作方針が異なる外国のテレビ局との制作に挑戦したことは評価に値する」という感想が出されました。
 一方「内容が盛り沢山で駆け足で進んだ印象があった」「現地の食文化をもっと丁寧に紹介して欲しかった」「宮城の魅力がカンボジアの人達にどう伝わったのか、詳しく知りたかった」という要望がありました。
 制作者は「カンボジアのクルーが宮城を訪れた際のメイキング映像があっても良かったと思う。TVKと交流しながら番組を制作した経験をこれから生かしていきたい。」と語りました。