「テレメンタリー2015女川いのちを守る会~1000年後へのメッセージ~」について

開催日 平成27年5月27日(水曜日)

議題 「テレメンタリー2015女川いのちを守る会~1000年後へのメッセージ~」について

 5月27日午前10時30分からKHB東日本放送本社で、第408回東日本放送番組審議会が開催されました。
 今回はKHBが制作し全国放送した「テレメンタリー2015 女川いのちを守る会~1000年後へのメッセージ~」(4月22日午前1時56分から午前2時26分まで放送)について審議しました。この番組は女川町の中学生が立ち上げた、津波到達地点より高い場所に石碑を建立する「女川いのちの石碑」プロジェクトを追ったドキュメンタリー番組です。
 委員からは「力強く未来へ希望を感じる番組だった」「子供達自身が命の大切さに気づき行動していたことに共感した」「様々な体験をした子供達の姿が丁寧に描かれ、引き込まれた」という評価がありました。
 一方、「プロジェクトが立ち上がった経緯を掘り下げて欲しかった」「子供達を支えた大人のサポートについて言及しても良かった」「子ども達の心の動きや本音をもっと知りたかった」という要望がありました。
 制作者は「震災から4年たった今、全国の視聴者に向けて何を発信すべきか考えた。1000年後に向けたメッセージを紡ぐ高校生たちの姿を通して未来への希望を描きたかった。全国の視聴者の共感を得、被災地についての関心が高まれば、と思う。今後もプロジェクトの動きと、子ども達の成長する姿を継続して取材し紹介していきたい」と語りました。