「2015伝言 スーパーJチャンネルみやぎ年末スペシャル」について他

開催日 平成28年1月27日(水曜日)

議題 「2015伝言 スーパーJチャンネルみやぎ年末スペシャル」について他

 1月27日午前10時30分からKHB東日本放送の本社で、第414回東日本放送番組審議会が開催されました。今回は放送基準の改正についての諮問と「2015伝言 スーパーJチャンネルみやぎ年末スペシャル」(2015年12月27日午後13時55分~16時放送)について審議しました。
 放送基準の改正についての諮問は、KHBが準用している日本民間放送連盟の放送基準が改正され、今年3月1日に施行されることに伴うもので、今回改正される条文(第149条)についての説明の後、「諮問事項を妥当と認めます」という答申を得ました。
 「2015伝言 スーパーJチャンネルみやぎ年末スペシャル」は、いじめ問題を番組の柱に置きながら2015年に宮城で起きたニュースを振り返る報道番組です。いじめを受けた経験のある歌手のlecca(レッカ)をゲストに招き、仙台三桜高校から生放送しました。
 委員からは「番組構成がまとまっており2時間という長い放送時間も飽きさせない工夫があり見応えがあった」「被災した沿岸部の家族を長期に渡り取材しており、取材対象者と記者との信頼関係が構築されていることが伺えた」「『未来への希望を伝えたい』という番組側のメッセージが明確で、とても励まされた」という意見が出ました。
 一方で「番組の主旨を紹介するタイミングが遅く、番組冒頭の演出にもっと工夫が必要だったのではないか」「1年を振り返るコーナーで話題の選択に検討の余地があったのではないか」という意見がありました。
 番組担当者は「『スーパーJチャンネルみやぎ』のシリーズテーマである『いじめ』を柱にしながら、1年の締めくくりの報道番組として年間の振り返りも組み入れて構成した。タイトルの『伝言』は、送り手側からのメッセージだけではなく、多くの県民の皆様の声を伝えたいという願いを込めた。今日いただいた意見を参考にこれからの番組制作に活かしていきたい」と語りました。