「テレメンタリー2015 シリーズ戦後70年 蔵王に消えたB29~墜落の謎、70年目の真実~」について

開催日 平成27年11月24日(火曜日)

議題 「テレメンタリー2015 シリーズ戦後70年 蔵王に消えたB29~墜落の謎、70年目の真実~」について

 11月24日午後4時30分からKHB東日本放送の本社で、第413回東日本放送番組審議会が開催され「テレメンタリー2015 シリーズ戦後70年 蔵王に消えたB29~墜落の謎、70年目の真実~」(11月11日水曜日午前1時56分~2時26分放送)について審議しました。
 この番組は1945年3月10日未明、宮城・山形県境の蔵王連峰・不忘山(ふぼうさん)に墜落したB29の謎に迫ったドキュメンタリー番組です。
 委員からは「70年前の証言やアメリカ兵遺族の話は10年後には聞くのが難しいだろう。このタイミングでの制作は戦争の歴史を伝える意義のある取り組みだった」、「取材量が豊富で丁寧だと感じた」、「『なぜ3機が飛んできたのか』という視点での構成は新鮮だった」という意見が出ました。
 一方で「内容が盛り沢山であったゆえに焦点がぼけたように感じた」、「地元の人たちが敵のためになぜ碑を作って弔うようになったのか説明不足だった」という意見がありました。
 番組担当者からは「戦後70年のシリーズ企画で全国に発信できるものとして、地元でも詳しく知られていないことに挑戦しようと思った。独自調査で見つかったアメリカ兵遺族が来年宮城に来たいと言っている。この取材が架け橋になったことを嬉しく思う。続編として制作したい」と語りました。