「スーパーJチャンネルみやぎ」/「地域のためにテレビができること~信頼される局であるために~」

開催日 平成27年9月30日(水曜日)

議題 「スーパーJチャンネルみやぎ」/「地域のためにテレビができること~信頼される局であるために~」について

 9月30日午前10時30分からKHB東日本放送本社で、第411回東日本放送番組審議会が開催されました。第41期の初回にあたり委員の委嘱を行った後、互選により北村勝朗委員長、木須八重子副委員長を選出しました。続いて「スーパーJチャンネルみやぎ」について審議し、さらに「地域のためにテレビができること~信頼される局であるために~」というテーマで意見交換を行いました。
  「スーパーJチャンネルみやぎ」は平日18:15から放送している自社制作番組で、今回の審議対象は9月10日に放送されたものです。委員からは「(豪雨災害を伝えるニュースの中で)臨場感や危機感が伝わる取材をするなど、テレビメディアの強みを生かし視聴者に伝えるべき報道をしていたと評価する」「『被災地は今』というシリーズのように震災復興の営みを継続して報道していることは、風化を防ぐ意味でとても良いので今後もぜひ継続してほしい」「地域のあり方を考えさせられ、ニュースに共感を持った」という意見が出ました。一方で「1時間に50mmという雨量数値がどれ位危険なのか、具体的にイメージできる解説があったほうが良い」「ニュースを見た視聴者が自ら考えるきっかけになるような問題提起をして欲しい」という意見が出ました。番組担当者からは「命に関わる災害報道は特に迅速かつ正確な情報発信が重要だと考えている。いただいたご意見を活かし、わかりやすいニュース番組を目指していきたい」と語りました。
 「地域のためにテレビができること~信頼される局であるために~」というテーマに対して委員からは「震災の記憶が風化していく中で,地元から全国に向けて発信を続けていくこと,特に未来に希望が持てるような活動を取り上げて欲しい」「常に地域社会における弱者に目を向け続けて欲しい」「公共性を保ちながらも、地域のテレビ局にもっと個性や明確なメッセージが感じられることがあってもいいのではないか」などの意見が出ました。  
 これらの意見は10月23日にテレビ朝日で開催される第84回テレビ朝日系列番組審議会委員代表者会議で報告されます。