(1)「政宗公のレガシー~藩祖の偉業~」 (2)「テレビは何故つまらなくなったのか」

開催日 平成29年9月29日(金曜日)

(1)「伊達政宗公生誕450年記念 政宗公のレガシー ~藩祖の偉業~」
(2)「テレビは何故つまらなくなったのか~メディアとしての存在価値を問い直す~」

 9月29日午前10時30分からKHB東日本放送本社で、第431回東日本放送番組審議会が開催されました。第43期の初回にあたり委員の委嘱を行った後、互選により木須八重子委員長、小川直人副委員長を選出しました。続いて「伊達政宗公生誕450年記念 政宗公のレガシー ~藩祖の偉業~」について審議し、さらに「テレビは何故つまらなくなったのか~メディアとしての存在価値を問い直す~」というテーマで意見交換を行いました。
 「伊達政宗公生誕450年記念 政宗公のレガシー ~藩祖の偉業~」は、仙台藩祖・伊達政宗公の残したインフラや食文化などのレガシー(遺産)を探る特別番組で、8月13日(日)午後4時30分から午後5時25分まで放送しました。 委員からは「仙台の街の魅力を発信する意義のある番組」「どの世代も楽しく政宗公の歴史を学べる番組だった」「昔の写真や古地図を適切に使用していたので分かりやすかった」という意見が出ました。一方で「テーマの描写が曖昧な部分があった」「政宗公の残したものが現代にどのように影響しているのか深堀して欲しかった」「番組を見た視聴者が、政宗公ゆかりの地を訪れるなど『追体験』を促す演出を更に工夫しても良かった」という意見が出ました。
 番組担当者は「幅広い世代に楽しく政宗公の歴史を学んでもらうという事が番組の狙いでした。いただいたご意見を参考にローカル局の役割を再度意識して、番組作りをしていきたい」と述べました。
 次の議題「テレビは何故つまらなくなったのか~メディアとしての存在価値を問い直す~」については、「テレビがつまらなくなった訳ではない。おもしろいものがあるのに、伝わらないのはなぜかを問うべき」「テレビ番組に対し、既視感やマンネリ感がある。独自色を打出して行こうという姿勢があまり感じられない」「情報感度を更に磨き、これを伝えるという姿勢と意図、目線を明確に堂々と制作し、存在価値に自信を持ってもらいたい」などの意見が出ました。これらの意見は10月19日にテレビ朝日で開催される第86回テレビ朝日系列番組審議会委員代表者会議で報告されます。